現環境の雨パをどう分類出来るのか気になったので少し考えてみました。例外はあるかもしれませんが、大体こんな所ではないでしょうか。
〈雨の分類〉
①スタンダード+雨系統
テテフグロスやメガサーナイトに雨を添えた構築。大会などで結果を残す雨パはこれが多いような気がします。すいすいが一体のみなので爆発力に欠ける印象がありますが、スタンダードの並びを用意出来る関係で対応範囲がとても広いです。弱点は求められるプレイング力の高さ。
②雨主軸系統
雨下の利益をもう少し拡大した構築。天候を鋼タイプや草タイプの防御面に活用出来るのが利点です。そのため後述の③と比べれば相性補完も取りやすいと思います。欠点は③にはパワーで劣ること、①には対応力で劣ることで、基本的に中途半端な構築であるとも言えます。
③限界雨系統
雨下の火力補正を受けられるラググドラルンパでひたすら攻める雨パです。基本構造としては雨降らし+すいすい3匹で完結しており、残る2匹でトリックルーム等の苦手な相手に対応していきます。USM環境におけるジャラランガ、カミツルギ等の増加にも関わらず、非常に高い対面性能を持つおかげで一定の使用率があります。弱点は水タイプへの偏りと天候依存度の高さ、あとは有名さ故の型バレでしょうか。
〈一応のまとめ〉
他にも霰+雨等がありましたが(ラッキー雨なんかもあった)、現環境の有名どころは押さえられたと思います。
この3種から使うとすれば、個人的には②か③が良いと考えています。②、③はポケモンごとの有利不利が分かりやすく、選出の固定化が比較的簡単だからです。一方で①はどんな相手にも対応しやすい反面、対戦中に考えることが多く、それに加えてスタンの並びが雨の恩恵を受けづらいため、全体的な力は②、③よりもかなり落ちます。結構適当ですが、①は強い人が使えば強いといった結論になると思います。